イギリスアンティーク　クローバーのブローチ

小さいクローバーがキラキラ美しい、イギリスアンティークのブローチです。
ヴィクトリアン後期（19世紀後期～20世紀初頭）ぐらいのものになります。
赤いペーストガラスを中心に、その周りを透明なペーストガラスでとり囲み、可愛らしく仕上げられています。
レッドが４個、クリアが２７個、細い茎を除いて、隙間なく埋め込まれています。
大きいクローバの下には、小さいクローバーが添えられ、動きがあり魅力的ですね。
留め具は、ヴィクトリアン期の特徴的な作りとなっています。
Cクラスプ（キャッチ）とチューブヒンジがその特徴です。
これらは、通常同じ職人さんの手によってなされたもので、いい仕事が感じられます。
各々はブローチ本体に直接取り付けられ、オリジナルが保たれています。
ピンは古いものゆえの太目で、ブローチ本体から先端がはみ出ています。
Cクラスプにはセーフティシステムがなく、服にしっかりホールドさせるため、ピンの先端が長めになっていると言われています。
こちらは、小さいサイズだからでしょうか、どちらかというと短めにできています。
ホールマークなどはありませんが、ディーラーのテストで、素材はシルバーということでした。
純度は不明です。
試しに裏側を磨いてみましたら、輝きが戻りました。
アンティークの風合いを損なわないよう、必要以上に磨いておりません。
ヴィクトリアン時代の人気モチーフだったクローバー。
今でもその親しみ深い魅力は変わりませんね。

※商品以外の背景の小物は附属いたしません。

＜サイズ＞
・縦×横　約2.7×2.7㎝
・重さ　　　約8ｇ
(多少の誤差はご了承ください)

＜色＞
・シルバー色に透明と深みのある赤の石です。シルバー特有の黒ずみがあります。
（パソコンの環境によっては、画像の色が実際とは異なって見える場合がありますので、参考までに説明を加えております。）

＜コンディション＞
・シルバーには変色、汚れ、くすみ、キズなどがあります。
・ペーストガラスには、欠け、キズ、汚れ、変色等がみられます。
・欠けの中でも一番上の赤い石の下側が顕著です。
また、ずれているように見えますが、触ってみると固く固定されています。
・ピンは、少し変形しています。
表面が少しざらっとしていて、目が詰まった洋服に刺すとやや抵抗を感じますが、突き通せないほどではないです。
また、跳ね上がるばねの力が弱いです。
・クローバーの一番右にある赤いガラスは、上下逆に取り付けられているようです。
・以上、若干難がありますので、お値段に反映させていただいております。
※画像にてご確認ください。

＜その他＞
・Cクラスプには、落下防止機能がありません。
またバネ機能も強くなく、服がピンを引っ張る力だけで固定される単純な仕組みになっています。
現代のような確実な固定ではないので、シリコン製ピアスキャッチを代用としてお付けいたします。

・ピンは現代のものより若干太いです。
目の詰まった生地に着用した場合、取り外した後の穴が、目立つ可能性がありますのでご注意ください。
また、シルバー製ですので、お手入れの状態によっては、生地を汚す可能性がありますこと、予めご了承ください。

＜ご注意事項>
古いものには新品にはない長い間愛用されてきた証であるダメージが大なり小なり必ず存在いたします。それこそが私たちを引きつけてやまない魅力の一つでもあるのです。

それでも目につくダメージは画像と商品説明文とでできるだけ多くの情報を載せるように心がけております。しかし、特に経年劣化による細かい傷や変色などを完璧に説明することは難しく、そういったものを「味わい」としてご理解いただければと思います。

また、においにつきましてもそれぞれ材質によるものや古いもの特有のにおいがあることを予めご了承ください。

不明な点などございましたら、ご注文前にどうぞご遠慮なくメールにてお問い合わせくださいませ。